ボスティックは、衛生用品・紙・段ボール用接着剤について、全世界で、製品や生産拠点に応じて、5～7％の価格改定（値上げ）を行います（為替の影響を除く）。
工業用、建設用、消費者用接着剤の世界的な専門メーカーであるボスティックは、2024年4月15日をもって、衛生用品・紙・段ボール用接着剤（ホットメルト接着剤、ホットメルト感圧接着剤、水系接着剤）の価格改定（値上げ）を行います。この価格改定は納入希望日が2024年4月15日以降のご注文に対して適用させて頂きます。
原材料・製造・輸送などのコスト高騰が、接着剤業界全体のコスト構造に大きく影響を及ぼしているため、今回の価格改定に至りました。
昨年来、原材料コストとその供給を巡る環境は著しく悪化しており、化学業界、接着剤業界は、下記のような諸問題に直面しております。
・ 海上貨物輸送に問題発生（紅海での船舶攻撃、スエズ運河とパナマ運河のボトルネックによる影響）
・ 多くのナフサ分解工場が、非常に低いレベルで操業しており、生産数量が少ないため供給量の不足が発生
・ 中国において、原油・ナフサ留分（C5/C9留分）から製造される化成品に対する消費税が増税
これまで、上記諸問題によるコストアップを吸収しながら事業を継続し、お客様への価格転嫁を抑制する努力を尽くして参りましたが、そのような企業努力をもってしても、当社のみでコストアップを吸収し続けることが困難な状況となりました。
ボスティックのグローバル事業部 上級副社長であるJeffrey Merktからは「ボスティックを代表して、お客様のご理解と継続的なお取引に感謝申し上げます。高品質の製品、技術的な専門知識、献身的な顧客サービスを提供し続けるという当社のお約束は今後も変わりません。引き続き、お客様へのコストの影響をできる限り最小限に抑えるよう、最善を尽くしてまいります」と説明しております。
ボスティックは、お客様へ様々な提案を行い、コストアップの緩和に取り組んで参ります。具体的な詳細につきましては、当社営業担当者より、お客様にご説明させていただきます。
お客様のご理解とご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。