ブランドと国

工業、建設、および消費者市場向けの世界的な接着剤メーカーであるボスティックは、バイオベースのHMWI(Hot Melt Wetness Indicator:ホットメルトウエットネスインジケーター)接着剤「Bostik COLOR 3.0」を発売しました。この接着剤は、生産プロセスを改善し、持続可能性を高め、今まで以上の安心を消費者に提供します。

Bostik COLOR 3.0は、ボスティックの主要な吸収性衛生接着剤シリーズの新製品で、おむつのバックシートへの塗布用に特化して開発されました。よりきれいな外観、使用方法、排出量削減、低臭気が特徴です。
 
前世代のHMWI接着剤は、おむつの表面で黄色く見え、尿を検知すると緑や青に変色していました。当初の黄色は目立つため、バックシートのデザイン上の制約があり、それをどう回避するかがメーカーの課題でした。しかしBostik COLOR 3.0では、透明ですっきりとした外観を持つHMWIを活用し、今までより柔軟なデザインを実現しました。また、新生児や敏感肌の赤ちゃんを持つ親にとって特に重要なおむつの状態を、簡単に監視できます。
またBostik COLOR 3.0は、色の変化がよりわかりやすくなっただけでなく、色調保持性 (一晩維持)と加工のしやすさ(テーリング問題の回避)も改善されています。耐湿性が高いため、気象条件による使用前変色を防げます。しかも優れた耐UV性により、UV暴露による色変化も避けられます。
 
また使用面では、Bostik COLOR 3.0は、PEフィルムや不織布層といった比較的難しい基材との相性が良いため、幅広い用途に適しています。熱安定性により、接着剤の酸化も抑えます。
 
この次世代型の衛生接着剤は排出量を低減するため、メーカーにもエンドユーザーにも持続可能性におけるメリットがあります。本ソリューションは、市場初のUSDA認証済みのバイオベース製品で、バイオベース材料の含有率が50%以上かつAOXフリーでもあります。Bostik COLOR 3.0は、79.4℃という低い温度で塗布できます。これは市販されている他のHMWI接着剤と比べて約30℃低い塗布温度です。
 
さらに、最新のHMWI接着剤の処方により、尿を早期に検知して素早くおむつを交換できるため、結果として臭いを最小限に抑えられます。
 
ボスティック・アジアの衛生・紙・段ボール事業担当ディレクターを務めるRockey Yeは、次のようにコメントしています。「ボスティックは、HMWIの技術を50年以上前に導入したパイオニアです。それ以来私たちは、エネルギーとコストを節約しつつ、色合いの改善やきれいで見やすい色表示など、おむつの性能を向上させるために、接着剤ソリューションの処方を絶えず革新してきました。私たちは、中国、そして最終的にはアジア太平洋地域のお客様向けに、当社製品の主な特徴や機能を周知していきたいと考えています。」
 
Bostik COLOR 3.0は、2023年5月に中国の南京国際博覧センターで開催されたCIDPEX 2023にて、ボスティックが紹介したものです。現在、中国のGB規格(GB/T 35613-2017とGB/T 36420-2018)に準拠したソリューションとして、中国国内で販売中です。
 
詳細については、www.bostik.comをご覧ください。
 
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