アルケマグループ傘下で特殊接着剤分野をリードするボスティックと、LNGの輸送・貯蔵用メンブレン(膜式)貨物格納システムの専門企業であるGTTは、中国での製造能力を拡充することで、既存のフランスでの生産体制を補完し、世界のLNGサプライチェーンの安定性と強靭性をさらに高め、長年にわたるパートナーシップを戦略的に拡大することを発表しました。
この発表は、世界的なLNGの需要拡大が新造のLNG運搬船やエネルギーインフラへの投資を引き続き後押ししており、その結果として、より強靭なサプライチェーン、実績のある技術、そして地域に根差したサポート体制への需要が高まっていることを背景としています。中国における製造能力を拡充することで、ボスティックとGTTは、世界で最も成長の著しいLNG造船市場の一つに対するコミットメントを強化するとともに、アジア全域の顧客に対し、信頼性の高い専門技術をより身近に提供できる体制を構築します。
ボスティックとGTTは20年以上にわたり、それぞれの強みを生かした補完的な専門知識を結集し、LNGの安全かつ信頼性の高い輸送を支えてきました。GTTが有するメンブレン(膜式)貨物格納システム技術のリーダーシップと、ボスティックの高度な接着剤技術および用途開発の専門性を組み合わせることで、マイナス163℃にも達する極低温環境下でのLNG輸送という厳しい要求に対応できる、高性能なソリューションの開発が可能となっています。
ボスティックの耐久消費財グローバル事業部門シニア・バイスプレジデントであるGuillaume Desurmontは、次のように述べています。
「LNG業界の未来は、信頼できるパートナーシップ、卓越したエンジニアリング、そして継続的なイノベーションによって形作られていきます。GTTとの長年にわたる協力関係は、両社が持つ補完的な専門知識を結集し、業界が直面する最も困難な技術課題の解決に貢献してきました。
当社は高度な接着剤技術を開発するだけでなく、その造船所での適用方法についてもGTTと共同で最適化を進めることで、お客様の安定した品質確保、オペレーション効率の向上、そして長期的な信頼性の実現を支援してきました。
中国における製造能力の拡充により、お客様との連携をさらに強化するとともに、供給体制の強靭化を図り、アジア全域におけるLNG業界の持続的な成長を支援していきます。」
今回のパートナーシップ拡大は、顧客とのより緊密な協力体制、現地生産、そして継続的なイノベーションを通じて、進化するLNG業界のニーズに対応していくという両社共通のコミットメントを反映したものです。これにより、顧客対応力の向上、安定的な供給の確保、並びに信頼性の高い高品質なサポートの提供が実現される一方で、世界のLNG業界で求められる実証済みの安全性、品質、性能基準は引き続き維持されます。
この協業の一環として、ボスティックは、GTTのMark IIIメンブレン(膜式)貨物格納システム向けに使用される特殊な二液型ポリウレタン接着剤(2KPU)を中国で現地生産します。この接着剤は、Triplex(二次防壁メンブレン(膜))の接着用途として開発されたもので、自動塗布に対応しながら、LNGの安全な封じ込めに必要な柔軟性、耐久性、および長期性能を実現します。これにより、LNG運搬船の運航期間全体を通じて、信頼性の高い性能維持が可能となります。
GTTのグループ・イノベーション担当バイスプレジデントであるThierry Valotは、次のように述べています。
「LNG業界は、卓越したエンジニアリング、信頼できるパートナーシップ、そして長年にわたり価値が実証されてきた技術によって支えられています。ボスティックとの長年にわたる協業は、まさにその考え方を体現するものであり、お客様に信頼性が高く高性能なソリューションを提供しています。
中国における協業拡大は、このパートナーシップにおける新たな一歩となります。これにより、両社の専門知識を活かして、今後のLNG関連プロジェクトや市場の発展を推進する基盤となります。」
世界のLNG産業が進化を続ける中、ボスティックとGTTは、イノベーション、卓越したエンジニアリング、そして長期的な連携を通じて、信頼性の高いLNG貯蔵・輸送技術の進歩に引き続き取り組みます。両社は協力して、世界のLNGサプライチェーンの信頼性を高め、将来に向けた安全で効率的かつ信頼性の高いエネルギー輸送の実現に貢献します。
詳細については、www.bostik.comをご覧ください。