ボスティックの世界

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使い捨て衛材用品市場のトレンドがパルプの少ない薄型吸収体の製品へと移行する中、ユーザーもこれらの製品の性能向上を求めています。吸収体からある構成部材を取り除いた場合、どのようにして漏れを防ぎ、肌をドライに保つ信頼性のある製品を生み出すことを可能にするのでしょうか?その答えは、接着剤の使用にあります。

薄型吸収体において接着剤は付加機能を有し、それらは想像以上の価値をもたらします。弊社はそれらを高性能接着剤と呼びます。吸収体において高性能接着剤は以下の役割を果たします:

  • トップシートやバックシートに塗工することで吸収体のズレを防ぐ
  • 吸収分散層(ADL)をトップシートと吸収体層に固定する
  • 吸収体ラップを使用しない場合のパルプ/SAP層の安定化、およびパルプを使用しない場合のSAPの固定化
  • 吸収体ラップに封をして、隣り合う素材を接着してズレを防ぐ

ただし、全ての接着剤が一様に製造されているわけでありません。また、全ての接着剤があらゆる吸収体で効果を発揮するわけでありません。接着剤の選択肢を知ることは、期待以上の性能を満たす高性能の薄型吸収体を開発する手助けとなります。その際に考慮すべき要素を以下に挙げます:

 

ラップ

不織布ラップは素早い吸収性を提供しますが、吸収体の割れによる漏れのリスクは減りません。ティッシュラップは吸収速度は遅いものの、活動的なユーザーの強い負荷にも耐え、逆戻りも少なく、肌をドライに保ちます。

 

塗工

接着剤を吸収体の上面に直接塗工すると、吸収体の性能を妨げる可能性があります。吸収体の下部に接着剤を塗工すると、おむつの性能の幅が広がり、吸収速度の向上など、より優れた吸収体性能を発揮します。

また、水分の吸収力や逆戻りへのネガティブな相関性は無く、固定性の向上が見られます。広範囲の塗工は、2インチ塗工と3インチ塗工の性能を比較した結果が証明しているように、接着剤量が多いことは良くないという考えを払拭します。塗工パターンの幅を減らすと、接着材料も削減され、コストも削減できますが、その一方で吸収体の固定性と性能が低下してしまいます。

スプレー塗工は接触面が少なくなるため、塗付量が少ないとも言え、吸収体の性能にネガティブな影響を与える可能性があります。マルチスロット塗工(くし型スロットコート)はスプレー塗工よりも適用範囲が広く、より薄い接着層を提供でき、負荷に対する耐久性を吸収体にもたらします。

 

塗工量

塗工量を1平方メートル当たり2g(gsm)から、4gsmに変更したときの影響は、その塗工方法によって異なります。スプレーにて、塗工量2gsmと4gsmで塗工した場合に差はありませんでした。マルチスロット塗工にて、塗工量を2gsmから4gsmに増やした場合、吸収体の固定性を強化し、性能を向上させることができます。

使い捨て衛生用品における全ての素材が重要な役割を果たす中で、その素材をまとめるための接着剤は、吸収体の固定と性能を確かなものにするために極めて重要となります。さらに詳しい吸収体における接着剤の役割については、こちらからご相談ください

コアの接着剤に関する詳細情報

最小で最大を成す: 吸収体における接着剤の役割

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