臭いを表現するための共通言語
人は嗅覚に関して300以上の遺伝子をもっていることを考慮すると、一人ひとりの臭いの感じ方が異なることは意外なことではありません。
臭いを定義づけるという難しい課題を解決するため、ボスティックは独自の臭気3次元マップを構築しました。この球体は、使い捨て衛生用品や素材で認知される最も一般的な臭いの揮発性物質を説明する際に、弊社のトレーニングを受けた専門家に共通の言葉を提供します。このマップは、臭いを検出しその発生源を突き止めることにより、臭いがどのようにして相互作用を引き起こし、臭いに関する懸念を改善するかについて、顧客の理解を手助けする有益なツールでもあります。
臭気3次元マップを理解する
ボスティックの臭気3次元マップは、使い捨て衛生用品業界で認識され、最も頻繁にみられる45の揮発性物質を、以下の9つの主要分類にグループ化して3次元で示しています。
1) フレッシュ
2) シトラス
3) 植物性
4) フルーティー
5) 油性
6) 生臭い
7) 土臭い
8) 発熱性
9) 硫黄
各臭気群のサイズは、マップ内の相互作用に沿って、グループ内の揮発性物質の数によって記述されています。
分類は知覚速度に従って並べられます。上部の物質は知覚速度が最も速く、下部の物質は最も遅くなっています。
マップ内の配置は揮発性物質の持続性を示します。マップの中心にあるものは、表面にあるものよりも長い時間持続します。
この3次元マップは分類間の相互作用も表しています。例えば、フルーティーが油性、植物性、発熱性と重なり合う点などです。
臭気3次元マップを使用する
臭気3次元マップは、ボスティックの専門家チームが臭いの分類を同一の言語で理解し、最終的に客観的な判断を行う際に役立ちます。ある臭いを分類した後、知覚と持続性の知識を活用して臭気低減に取り掛かります。
ボスティックは、独自の徹底した臭気に関する科学的知識を活用して、主観性を排除し、市場で受け入れられる臭気の特性を維持しながら、お客様がコストと性能を適切に両立させた製品を製造できるよう支援します。臭気3次元マップと、ボスティックが御社の臭気に関するニーズをサポートする方法の詳細については、弊社までお問い合わせください。