ブランドと国

今日の消費者は、自分たちが購入する製品に何が含まれているのかを知りたいと考えています。ベビーケア、フェミニンケア、および成人失禁に使用される使い捨て衛生用品も含まれています。近年、使い捨て衛生用品産業に関連する特定の化学物質に対する疑問が高まっています。

消費者向け製品に含まれている物質への懸念は新しい問題ではありません。近年では、玩具に含有する鉛、カンやプラスチックのビスフェノールA(BPA)、そして食品のグリホサートが注目されてきました。これらやその他の物質は、関心の高い物質(SOI)と呼ばれることがあります。この用語は、不織布および関連業界の国際協会であるEDANA(The European disposals and Nonwovens Association、欧州不織協会)に採用されて以来、より広範に使用されています。

2017年1月以降、使い捨て衛生用品におけるSOIは、さまざまな記事や論文のテーマとして取り上げられてきました。このことは、ベビーおむつやフェミニンケア用品に含有する化学物質に特に当てはまります。従来型および新しいメディアから発信される情報を通じて、非政府組織、研究者、消費者は、SOIに関するアイデア、知識、および情報(それらが正確であるか否かを問わず)を簡単に共有できます。これは、SOIの存在に基づいて、論理的かどうかに関わらず懸念を生む可能性があります。

使い捨て衛生用品において、物質がどのように、どこに存在するか、そして消費者の製品の利用について徹底的に理解することにより、リスク評価で以下のことが明らかになっています:

存在 ≠ 暴露

暴露 ≠ リスク

 

消費者の懸念に対して、EDANAは「使い捨てベビー用おむつは安全に使用​されてきた長い歴史がある」と述べています。EDANAはまた、サプライチェーン全体を代表する多面的な業界での対応を行うために、委員会を設置し、Bostikもメンバーになっています。

Bostikでは、独自のSOI専門家グループも立ち上げています。当社の規制、研究開発、分析チームの代表者たちがそのメンバーになっています。このグループは、次のようなSOIについての理解を深めることに焦点を当てています。

  • 使い捨て衛生用接着剤におけるSOIの性質および由来の研究
  • 適用される分析方法の研究および検出方法の開発
  • 知識とベストプラクティスのグローバルな共有

業界の専門家および当社の社内チームが共通の言語を話し、SOIの共通の理解を共有することを支援するために、当社はリソースとして使い捨て衛生用品におけるSOI用スマート専門用語を開発しました。さらに、SOIに関して深い知識があると、関心のある利害関係者との迅速かつ正確に情報共有を行うことができます。

 

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当社の記事におけるSOIリスク評価の理解を深めてください、存在≠ 暴露|暴露 ≠ リスク

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使い捨て衛生用品における関心の高い物質を理解する

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